首相、早期採決促す 「維新案と比べ審議深まった」 - 東京新聞(2015年7月11日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015071102000144.html
http://megalodon.jp/2015-0711-1010-07/www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015071102000144.html

安全保障関連法案に関する衆院特別委員会は十日、維新の党が提出した対案と民主、維新両党が共同提出した離島防衛のための領域警備法案の実質審議を始めた。安倍晋三首相は「今日の審議で相当理解が深まった」と指摘。「維新案と政府案を比べながら審議が深まり、決めるべき時には決めていただきたい」と述べ、早期の採決を促した。

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◆首相「学者と政治家役割違う」
安倍晋三首相は十日夜の自民党インターネット番組で、安全保障関連法案をめぐり憲法学者から「違憲」との指摘が相次いでいることについて「憲法学者と政治家は役割や責任が全く違う。国民の命や国を守る責任は私たちにある」と訴えた。
同時に「憲法学者が反対しているから私も反対だという政治家は、自分の責任を憲法学者に丸投げしてしまっている」と野党側をけん制した。
首相は、一九五九年の最高裁砂川事件判決が国の存立を全うするための必要な自衛の措置を合憲としているのを踏まえ「『必要な自衛の措置』について考える責任を放棄するのは、政治家としての責任放棄だ」と主張した。