小泉元首相、父の生まれ故郷・鹿児島県で「原発再稼働阻止」の大熱弁 - ハーバー・ビジネス・オンライン(2015年6月16日)

http://hbol.jp/45622
http://megalodon.jp/2015-0616-1102-34/hbol.jp/45622

原発は通常運転時でも、海の生態系を破壊する

『九電と原発』(南方新社

九電と原発1温排水と海の環境破壊 南方ブックレット2

九電と原発1温排水と海の環境破壊 南方ブックレット2

川内原発稼動による環境破壊のマイナス面も指摘した。

原発はクリーンエネルギーではない。二酸化炭素を出さないのは、核燃料を燃やして電気を供給するところだけです。いかに原発が地域の環境を汚染しているのか。今日はね、鹿児島の南方新社が2009年11月に発行した『九電と原発』という本がある。東京の書店に売っていないから、南方新社に電話をかけて『30冊送ってくれ』と。いろいろ細川さんをはじめ私の知人に配った」
と切り出して、本の内容の一部をこう紹介した。
「仮に川内原発を再稼働した時、あの核燃料を燃やした時、大量に沿岸の海水を吸い取って、パイプを核燃料を燃やしたところに配管をして熱量を下げる。冷やす。そして冷やした後、温水を海に出す。この量が半端ではない。大量の水を沿岸から吸い取ってきて、そしてパイプを通して暖かい温水を出す。取水する時にプランクトンやら微生物を大量に取り込む。長年、やっている(原発を稼働している)と、配管にプランクトンとか海水中の微生物の死骸がたまってしまう。詰まると、水の通りが悪くなる。そこで、この配管に付着した微生物の死骸を取り除くために、塩素系の薬品を使って流している。だから、あの取水された海、排出された海の生態系が変わってくる。

講演後も”小泉節”は続く。記者会見は30分にも及んだ
世界各地に火力発電所原発が沿岸にあるということは海水の温度を高めているのです。地球温暖化二酸化炭素だけではない。考えれば考えるほど、勉強すればするほど、『原発がクリーンエネルギー』なんていうのはとんでもないですね。金まみれでコストがかかるし、環境を汚染する”環境汚染産業”ですよ」