佐藤栄佐久元福島県知事「国策捜査に気をつけて!」 - 週刊朝日(2015年5月28日)

(1/2) http://dot.asahi.com/wa/2015052700070.html
http://megalodon.jp/2015-0528-1331-49/dot.asahi.com/wa/2015052700070.html

(2/2) http://dot.asahi.com/wa/2015052700070.html?page=2
http://megalodon.jp/2015-0528-1332-23/dot.asahi.com/wa/2015052700070.html?page=2

一部週刊誌では早くも翁長雄志(おながたけし)知事(64)へのバッシングが始まっている。これは“国策”に反発して政府・与党と対決する知事の宿命ともいえる。かつて国の原発政策に異論を唱えた佐藤栄佐久福島県知事(75)は、2006年に身に覚えのない談合疑惑の追及を受けて辞職後、逮捕された。その佐藤氏が、翁長知事を支援するために立ち上がった。自身の思いをこう語る。
*  *  *
私と一緒に逮捕された弟は、取り調べのときに検事にこう言われました。
「知事(佐藤氏のこと)は日本のためにならない。いずれ抹殺する」
担当検事が、“国策”に反する政治家は許さないと認めたということです。
.....

いま、「辺野古新基地建設」という国策に対峙している翁長知事にも、同じことが起こらないとは言い切れません。そのことを心配しています。
私が住む郡山市では、保守・革新のイデオロギーを超えて、辺野古新基地建設阻止を訴える「沖縄・福島連帯する郡山の会」が発足し、私も相談役に就任しました。沖縄県民だけでなく、多くの日本人が翁長知事の行動に注目すれば、不当な圧力を防ぐことにつながります。みなさんで翁長知事を守ってほしい。それが私の願いです。

(本誌・西岡千史)