特派員「外務省が記事を攻撃」 独紙記者の告白、話題に - 朝日新聞(2015年4月28日)

http://www.asahi.com/articles/ASH4P6GZ3H4PUHBI02T.html
http://megalodon.jp/2015-0428-1119-57/www.asahi.com/articles/ASH4P6GZ3H4PUHBI02T.html

現在勤務する独北部ハンブルクで取材に応じたゲルミス氏は、「海外メディアへの外務省の攻撃は昨年あたりから、完全に異質なものになった。大好きな日本をけなしたと思われたくなかったので躊躇(ちゅうちょ)したが、安倍政権への最後のメッセージと思って筆をとった」と話した。
ゲルミス氏が、機関誌に寄稿したのは「日本政府の圧力に耐えた体験を書いてほしい」と、特派員協会の他国の記者に頼まれたからだ。その後、記事への反応を見ると、好意的なものが多かったが、「身の危険」をほのめかす匿名の中傷も少なからずあったという。「日本は民主主義国家なのに歴史について自由に議論できない空気があるのだろうか」と語る。
シュトゥルム氏もこう話した。「我々は決して反日ではない。友好国の政府がおそらく良いとは思えない方向に進みつつあるのを懸念しているから批判するのだ。安倍政権がなぜ、ドイツや外国メディアから批判されるのか、この議論をきっかけに少しでも自分自身を考えてもらいたい」(フランクフルト=玉川透)

関連サイト)
ドイツのあるジャーナリストの日本論-内田樹の研究室(2015年04月10日)
http://blog.tatsuru.com/2015/04/10_1343.php

5年間を振り返って-Foreign Correspondents' Club of Japan( April 02, 2015)
(Confessions of a foreign correspondent after a half-decade of reporting from Tokyo to his German readers)
http://www.fccj.or.jp/number-1-shimbun/item/588-5.html