「最高の決定」万感 高浜再稼働認めず リスク恐れず申し立て-東京新聞(2015年4月15日)


http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015041502000120.html
http://megalodon.jp/2015-0415-1140-54/www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015041502000120.html

東京電力福島第一原発事故から四年余り。十四日の福井地裁の仮処分決定は、高浜原発二基の再稼働差し止めを命じた。申立人は今後の本訴訟で関電側が勝った場合、多額の損害賠償を請求される可能性がある。だがリスクを背負いつつも「福島事故の悲劇を繰り返さない」との決意を胸に、闘ってきた。 
午後二時すぎの福井地裁前。「全面勝訴。考え得る最高の内容です」。雨の中、集まった支援者の前で、弁護団の河合弘之共同代表が声を張り上げると、涙ぐむ人も。掲げた垂れ幕には、「司法はやっぱり生きていた」。原告住民らの思いが込められていた。
近くのホールで開かれた報告集会で、河合代表が「徹底的に戦う最大の武器を手にした。きょうから第二ラウンドが始まる」と自信に満ちあふれた声を響かせると、会場は大きな拍手に包まれた。