(連続学習会)「私たちの望むものは 社会のための私ではなく」―道徳の教科化と戦後レジーム―

案内チラシPDF
http://www.kodomo-hou21.net/_action/giffiles/20150511.pdf

お話 石川多加子さん(金沢大学・憲法学)
日時 2015年5月11日(月)18時30分〜20時30分
場所 四谷地域センター第3集会室 (地下鉄・丸ノ内線 新宿御苑前駅徒歩5分)

「戦争のできる国」にするため特定秘密保護法に続き憲法解釈改憲されたばかりか、実際の改憲も迫っている。それが今日です。
そんななか「道徳」を特別の教科とし、検定教科書と評価を導入するなどの案を承認した中教審2014年10月21日答申に基づき、本2015年2月4日、文科省は正式な教科とする学習指導要領の改定案を公表しました。

小学校では2018年度、中学校では2019年度に教科化される見通しになっています。「愛国心」など国家が特定の価値観を強制することになりかねず、子どもの思想・良心の自由(あるいは思想・良心を形成する自由)、親の「自己の信念に従って児童の宗教的及び道徳的教育を確保する自由」(社会権規約 13条3項)などに抵触する道徳教育の強化は、かねてから懸念がありました。それが「教科化」され「検定教科書」の下「評価」される事態になったのです。

今回の学習会では、憲法学の立場から道徳の教科化の問題を論じていただきます。活発な討論がなされるためにも是非多くの皆様のご参加をお願いいたします。

参加費: 500 円
主催:子どもと法・21