加害者から遺族へ、8枚の手紙 神戸児童殺傷から18年-朝日新聞デジタル(2015年3月23日)

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神戸市須磨区で起きた連続児童殺傷事件で山下彩花(あやか)さん(当時10)が亡くなって23日で18年がたつ。母の京子さん(59)のもとに、当時14歳だった加害男性(32)から今年も手紙が届いた。京子さんは「今回ほど男性が事件と深く向き合っていると思えたことはありません」と語った。
事件10年後の2007年から毎年、命日のころに男性の両親や弁護士から手渡される。今年は14日に受け取った。これまでは3枚前後だった手紙が、今年は8枚に。どこに住んでいるか、仕事をしているのかは書かれていなかったが、1997年3月16日に彩花さんを襲ったときに何があったのか、何を考えていたのかが男性自身の言葉で初めてつづられていたという。
京子さんは「罪の重さ、奪ったものの大きさに打ちのめされている姿」を想像した。「誰かが彼に関わっていたら事件は起きなかったのではないか」と考えずにはいられなかった。