公明の「歯止め」論瀬戸際-東京新聞(2015年3月21日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015032102000151.html
http://megalodon.jp/2015-0323-1456-53/www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015032102000151.html


歴代政権の憲法解釈を変更し、政府が他国を武力で守る集団的自衛権の行使を認めた昨年七月、公明党が「厳格な歯止めをかけた」と主張していた「限定容認論」が揺らいでいる。行使を認める新たな要件は、幅広く解釈できるとの政府の姿勢と矛盾し、政府側に譲る考えがないからだ。(金杉貴雄)
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公明党北側一雄副代表は二十日の与党合意後、要件の拘束力は閣議決定時と「変わっていない」と、個別的自衛権に匹敵するとの考えを強調したが、政府高官は「それより危険度が低くても集団的自衛権は行使できる」と否定する。