<衆院選を終えて>「次善の策」の選択も 東北大院教授・糠塚康江氏-東京新聞(2014年12月19日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014121902000134.html
http://megalodon.jp/2014-1219-1020-26/www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014121902000134.html

投票率が戦後最低を更新したことも、有権者の消費者感覚の裏返しだといえます。気に入った商品がないのであれば、売り場である投票所には行かない、という選択肢しかありません。

でも、投票先を選ぶことは普通の買い物とは異なります。国のあるべき姿を長い目で見て原発集団的自衛権に疑問を感じるのであれば、たとえ当選する見込みがなくても、次善の策としてそれらに反対する候補者に一票を投じるべきだったのではないでしょうか。

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選挙の時だけ主権者と呼ばれることに甘んじてはいけません。しょせん代議制ですから、自分にぴったりの政党は「自分党」だけです。自分の生き方を左右する問題を政治家に安易に委ねてはなりません。次こそ自分自身を死守するために一票を投じてください。