大阪市の入れ墨調査は「違法」 職員の処分取り消し訴訟で敗訴-産経新聞(2014年12月17日)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141217-00000544-san-soci
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大阪市から入れ墨調査の回答拒否を理由に懲戒処分を受け、処分の取り消しを求めた訴訟を提起後に配置転換を命じられたのは違法として、同市交通局職員の安田匡さん(56)が市を相手取り、懲戒処分と配置転換の取り消し、計約800万円の損害賠償を求めた2件の訴訟の判決が17日、大阪地裁であった。

中垣内(なかがいと)健治裁判長は入れ墨調査について、社会的差別の原因となる恐れがある個人情報の収集を禁じた市個人情報保護条例に違反すると指摘。配置転換についても「原告の裁判を受ける権利を侵害する不当な目的があった」として違法性を認め、市に慰謝料など110万円の支払いを命じた。