教育へ政治介入の口実に いじめ自殺者遺族の懸念-東京新聞(2014年12月11日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014121102000130.html
http://megalodon.jp/2014-1211-1032-21/www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014121102000130.html

小森さんは二〇〇三年三月、夫の新一郎さん(58)や同様にいじめで子どもを亡くした人たちと、NPO法人ジェントルハート プロジェクト」を設立。以来、全国の学校や教員の研修で講演を続ける。

「自殺の真実を知りたい」。香澄さんの死後、小森さんは、学校が実態調査で生徒らに書かせた作文の開示を求めた。学校はいじめを否定し、開示も「生徒のプライバシー」と拒否。法廷で争い、作文の開示を条件に和解したのは自殺から九年後。だが、提供されたのは簡単な要旨のみで、真相はつかめなかった。