「40人学級化」騒ぐほどに財務省の思う壺-週刊現代(2014年11月22日)

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141116-00041063-gendaibiz-pol
http://megalodon.jp/2014-1117-1510-35/zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141116-00041063-gendaibiz-pol

公立小学校の35人学級制を、財政再建のために40人学級制に変更する―。財務省がそんな計画を目論んでいる。政府内では下村博文文部科学大臣がその方針に反発しているが、財務省は一体何を考えているのだろうか。

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ずばり言おう。財務省のいう「40人学級化」は財政危機を煽るためのものだ。消費再増税が景気の低迷で危うくなりそうなので、消費再増税しないと「40人学級化」になるぞという脅しである。財務省は「すべての道は消費増税に通ず」と考えているので、油断も隙もあったものでない。

というわけで、「40人学級化」を騒げば騒ぐほど、財務省の思惑通りということになる。多くの大マスコミも消費再増税に賛成なので、財務省に媚びてこの話題をことさらにクローズアップしているようだ。

正しい態度は、「40人学級化」のような根幹政策の変更なら、もっと前からきちんとした手順を踏まえてから言え、と財務省を一蹴することだ。(『週刊現代』2014年11月22日)