第1次大戦 日英同盟で合祀1333人 「戦域限定」参戦なし崩し-東京新聞(2014年10月27日)

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014102790070007.html
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日英同盟 1902年発効の軍事同盟。04年の日露戦争から第1次大戦まで日本外交の基軸となった。当初はロシアが仮想敵国。中国と朝鮮を対象地域とし、交戦相手が1カ国なら同盟国は中立を守るという変則規定だった。05年の改定で対象範囲をインド以東のアジアに拡大、参戦を義務づけた。大戦後の23年、米主導で日英米仏の4カ国条約を締結、同盟を解消した。

<平間洋一・元防衛大教授(軍事史)の話> これまで明確でなかった第一次世界大戦の合祀者がいつ、いかなる戦域で亡くなったのかをきちんと押さえることは重要。日本は日英同盟を理由に参戦したが人やモノ、情報を動員する総力戦で、戦域を限定することは不可能に近い。戦局の変化がその後の外交交渉をも左右することは最近のウクライナ危機の動向からも明らかだ。