9条俳句でさいたま市教委 「公民館判断」変えず-東京新聞(2014年9月25日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014092502000162.html
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この日の定例記者会見で、稲葉教育長は「(世論を二分する)語句をいちいち指定すれば言葉狩りになってしまう」と基準作成には問題があると認めた。一方で「世論を二分するようなものは載せるべきではないという考えは崩していない」と強調。

公民館長が掲載には問題があると判断した作品は、公民館の利用者らでつくる地域連絡協議会などから意見を聞き、館長があらためて最終判断するのが望ましいと述べた。

俳句の掲載を求めている団体職員の武内暁(さとる)さん(66)は「基準作成の断念は当然で評価できるが、世論を二分する作品を排除しようという根本は変わっていない。そもそも公民館として掲載を判断することが、おかしいと気付くべきだ」と話した。