藤井市長17日初公判 美濃加茂市贈収賄事件-岐阜新聞(2014年9月5日)

http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20140905/201409050938_23236.shtml
http://megalodon.jp/2014-0910-1140-54/www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20140905/201409050938_23236.shtml

弁護団が贈賄側告発 銀行から4000万円詐取容疑

美濃加茂市の浄水設備導入をめぐる汚職事件で、事前収賄などの罪で起訴された市長藤井浩人被告(30)の弁護団は4日、同市教育委員会から浄水設備設置を受注したかのように装い、昨年6月と8月に偽造した発注書を使って銀行から融資金計4000万円をだまし取ったとして、贈賄側で地下水供給設備会社「水源」社長の中林正善被告(44)を詐欺容疑などで名古屋地検に告発したことを明らかにした。

中林被告は今年2月と3月、同様に可児市教委などの発注書を偽装して融資金計2100万円をだまし取ったとして2件の事件で逮捕、起訴されている。藤井被告に現金を渡したという供述は、取り調べで出たとされる。

名古屋市内で会見した弁護団は、中林被告の供述の信用性について、「融資詐欺の総額は約4億円だが、その一部しか立件されないのは、捜査機関側が中林被告に有利な取り扱いをした疑いがある。そのために虚偽の自白が引き出されたとみられる」と指摘。「融資詐欺の解明が、本件(贈収賄事件)の真相解明につながる」と強調した。