木村久夫「もう一通の遺書」-E-KONEXT ONE(2014年4月30日)

http://ameblo.jp/e-konext/entry-11837394568.html

昨日の中日新聞で,「きけ わだつみのこえ」で知られる木村久夫の遺書がもう一通存在することがわかったという報道があった。

削除された部分の一部

日本の軍人、ことに陸軍の軍人は、私たちの予測していた通り、やはり国を亡ぼしたやつであり、すべての虚飾を取り去れば、我欲そのもののほかは何ものでもなかった。

この(見るに堪えない)軍人を代表するものとして東条(英機)前首相がある。さらには彼の終戦において自殺(未遂)は何たることか、無責任なること甚だしい。これが日本軍人のすべてであるのだ。

軍人が今日までなしてきた栄誉栄華は誰のお陰だったのであろうか、すべて国民の犠牲のもとになされたにすぎないのである

労働者、出征家族の家には何も食物はなくても、何々隊長と言われるようなお家には肉でも、魚でも、菓子でも、いくらでもあったのである。