僕らの憲法-任せる政治から引き受ける政治へ-宮台真司さん(2013年11月26日)

『希望大学(無料のコミュニティカレッジ)』(10分から)

現在、憲法として機能しているか

多数決は民主主義じゃない

みんなで決めたことは大抵間違い

みんなで賢くなければいけない


法律と憲法の違いとは、

名宛人の違い

  法律は市民

  憲法統治権

立法意思をめぐるもの

  法律は文面通り解釈する

  憲法は立憲意思、みんなの意思の集約、覚書


憲法の名宛人が国民であると思っている国会議員が大勢いる。
国権の最高機関のいる議会の議員が名宛人を一般国民と考えているなら、日本には憲法はありません。憲法がないのにどうやって憲法を改正するのかということになる。

自分で、統治権力の言うことを参加して確かめる(参加と自治)、これがなければ、憲法は存在しない。
中間集団と共同体が崩壊すると民主主義がなりたたない。そのため、個人を支える中間集団をつくらないとダメ。