再稼働反対集会に参加する自民党議員の勇気-田中龍作ジャーナル(2014年4月17日)

http://tanakaryusaku.jp/2014/04/0009140

中選挙区制の頃はハトもサムライもザラにいた自民党だったが…

1選挙区で3人も4人も当選する中選挙区制度の頃は、執行部の方針にタテついても、それほど心配することはなかった。派閥の力(数)によって公認が配分されていたため、執行部にニラまれても公認を外されることはなかった。

万が一公認を外されても、後援会がしっかりしていれば当選できた。気概のある政治家は、たいがい後援会が強固だった。

中選挙区制の頃の自民党ハト派は、文化人が多く党の良心でもあった。特定秘密保護法で異論を唱えた村上誠一郎議員のようなサムライもザラにいた。

派閥の力が衰えた今、党を牛耳るのは総裁と幹事長だ。2人がタカ派でコテコテの原発推進派となれば、ハト派原発慎重派は生きづらくなる。安倍政権の行き着く先は、戦争と原発だらけの世界なのだろうか。