教科書採択問題 是正要求は現場無視だ-沖縄タイムス(2014年3月15日)

http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=64811
http://megalodon.jp/2014-0317-1013-57/www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=64811

法治国家として違法状態を解消するのは当然のことだ」と下村文科相は強調する。なぜ竹富町教委は独自の教科書採択に踏み切ったのか。

地方教育行政法自治体の教科書採択権を認めており、同法に照らして言えば、竹富町の決定に違法性はない。東京書籍版を寄付で調達し、生徒に無償配布したため、現場の混乱も生じていない。

こうした事実を考慮して民主党政権は、竹富町の判断を黙認し、強硬手段を控えた。

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採択地区協議会会長で石垣市教育長の玉津博克氏は、調査員(教員)による事前の順位付けを廃止し、調査員の推薦がない教科書も対象に加え、無記名投票で選ぶ方式に変えた。その結果、多数決で育鵬社版を選んだのである。育鵬社版採択のために仕組まれた改革だった。