PC遠隔操作事件、検察の不自然な“秘密主義”(週プレNEWS) - Y!ニュース(2014年1月30日)

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140130-00024621-playboyz-soci
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他人のパソコンをウイルスで遠隔操作し、著名人の殺害予告や旅客機の爆破予告ネット掲示板に書き込んだり、メールを送信した結果、4人が誤認逮捕されたパソコン遠隔操作事件。その真犯人だとして逮捕されたK被告(*1)(31歳)の初公判が来月12日に開かれる見込みだ。

(*1)この事件では、誤認逮捕された人たちをマスコミが実名で報道し、取り返しのつかない報道被害を与えていた。被告の犯罪が立証されないまま実名で報じると、同様の報道被害が繰り返される恐れがある。従って被告の名前はイニシャル表記とする

検察は、有罪を立証するため50人を超える証人を法廷に呼ぶことを検討しているという。事実とすれば、裁判は間違いなく長期化することだろう。

K氏が真犯人であることを示す決定的な証拠が一つでもあれば、これほどの数の証人は必要ない。そこで浮かび上がってくるのは、「ひょっとしてK氏は冤罪(えんざい)ではないのか?」という疑問である。

初公判を1か月後に控えた今、かつて真犯人からの「犯行声明メール(*2)」を受け取ったことのある元検事の落合洋司弁護士とともに、今後の裁判の行方を占った。

(*2)このメールには当時は報道されていなかった誤認逮捕について言及されており、そのことが真犯人だと断定される理由になった