NHK会長記者会見全文-たらればさんのサイト(2014年1月25日)

http://weemo.jp/s/1f74f826

(14分50秒ごろから)
【秘密保護法について】

記者「秘密保護法についてなんですけれども、これについてはですね、その、まあNHKスペシャルですとかクローズアップ現代なんかでですね、まあ一度も取り上げられていないということでして、もう少しこの法律の是非についてですね、幅広い意見があることですとか、あるいはその、問題点の追求をもっとしたほうがいいじゃないっていう、そういう指摘があるんですけども。秘密保護法についてNHKの伝え方についてどう思われますか?」


籾井会長「まあ……、一応通っちゃったんでですね。もう言ってもしょうがないと思うんですけども。まあ……、ちょっと……僕なりに個人的な意見はないことはないんですが、これはちょっと、あまりにも、あれなんで、ちょっと差し控えさせていただければと思いますが」


記者「まあじゃあ法律が通ったんで、もうこれ以上、あの……議論を蒸し返すようなことをあまりしないほうがいいという、そういう……」


籾井会長「いやそういう意味ではないんですけど。必要があればやりますよこれはね。でも一応決まったわけでしょう。決まったことに対してああだこうだと、言ってもしょうがないとは思わないけど、もし本当に世間がいろいろ心配しているようなことが、政府の目的であれば、これは大変なことですが、まあそういうこともないんではないか。

しばらくやっぱり、出来たものに対してどういうふうにやっていくのか。やっぱり国際問題等々も考えてですね、これが必要だったという政府の説明ですから。それはそれでとりあえず受けて、やっぱり様子を見るしかないんじゃないでしょうか。

あまりその、カッカカッカ来る必要もないと僕は思いますし、昔のように変なことが起こるとも、考えにくいですね。

参考)
第8回 NHKよ、君は戦っているか-NHKのウワサ Web草思(2006年7月13日)
http://web.soshisha.com/archives/nhk/2006_0713.php
メディアとジャーナリズムは政治と絶えず厳しい緊張を保つ努力を続けていなければなりません。政治はメディアを情報操作のツールとして利用しようとし、思うようにならなければ恫喝するのもいといませんから

古い話ですが、アルゼンチンとのフォークランド紛争の際、BBCは「我が軍」「敵軍」と呼ばずに、「英国軍」「アルゼンチン軍」と呼び客観的戦況レポートを放送し続けたんです。これに時の首相サッチャーは激怒し抗議しましたが、BBC経営者は「家族を失った悲しみは、英国人もアルゼンチン人も変わらない」と言って方針を変えなかったそうです」