秘密保護法 言わねばならないこと(10)時計が逆に回った 映画監督 小栗康平氏-東京新聞(2014年1月19日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/himitsuhogo/iwaneba/list/CK2014011902000129.html
http://megalodon.jp/2014-0119-2313-45/www.tokyo-np.co.jp/article/feature/himitsuhogo/iwaneba/list/CK2014011902000129.html

権力は独走するから、行政、司法、立法の三権が分立しないといけない。それは小学生のときに習った基本中の基本。三権分立が機能するには言葉で確かめ合えるのが前提で、特定秘密保護法で情報を封じるのはその前提を無きものにすることだ。

いったい何世紀を生きているのか。時計が逆に回っている。戦争の二十世紀を生きて、新しい世紀に十年以上も入っているのに秘密の保持とは…。強権発動であり、明らかな憲法否定だ。