24条を語ろう 大阪で25日、護憲の会-東京新聞(2013年10月14日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2013101402000130.html
http://megalodon.jp/2013-1015-1034-37/www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2013101402000130.html

二四条は米国人女性ベアテ・シロタ・ゴードンさんが草案を書いた。子どものころ日本で約十年間暮らしたゴードンさんは一九四五年、二十二歳で連合国軍総司令部(GHQ)スタッフとして再来日。親が娘の嫁ぎ先を決めるなど旧来の日本の習慣を知っており、女性の地位を向上させたいと起草した。

ゴードンさんは昨年末、八十九歳で死去したが、二〇〇〇年五月、参院憲法調査会に出席し、二四条へのこだわりを語った。

自民党は昨年つくった改憲草案で二四条に「家族は互いに助け合わなければならない」とする条文を追加。「個人より家族を尊重する押しつけにつながる」との懸念がある。

日本国憲法第24条

  1. 婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。
  2. 配偶者の選択、財産権、相続、住居の選定、離婚並びに婚姻及び家族に関するその他の事項に関しては、法律は、個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚して、制定されなければならない。