PC遠隔操作事件:地検、有罪立証に自信 弁護側争う姿勢-毎日新聞(2013年6月29日)

http://sp.mainichi.jp/m/news.html?cid=20130629k0000m040075000c&inb=mo&fm=rnk09
http://megalodon.jp/2013-0629-0735-02/sp.mainichi.jp/m/news.html?cid=20130629k0000m040075000c&inb=mo&fm=rnk09

捜査関係者によると、(1)米国のデータ保管サービスのサーバーに、被告の勤務先のPCで遠隔操作ウイルスが作成された痕跡がある(2)勤務先のPCに遠隔操作で使われた掲示板への接続記録がある−−とされる。

だが、検察側は「捜査中で証拠隠滅の恐れがある」などとして、被告の関与を示す証拠を弁護側に開示していない。今後は他の証拠も明らかにする方針だが、28日に記者会見した主任弁護人の佐藤博史弁護士は「片山さんを犯人とする直接証拠がなく、検察は証拠を開示できないのだろう。(検察の)『暴走極まれり』だ」と批判。被告はウイルス作成に使われたコンピューター言語を使えないとして、全面的に争う姿勢を示した。

争点を整理する公判前整理手続きが東京地裁で進むが、公判の日程はまだ決まっていない。