遠隔操作「可視化拒否され黙秘」 実際は「雑談」も-日本報道検証機構(2013年2月21日)

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いわゆるPC遠隔操作事件で、東京新聞は、2月19日付朝刊で、「可視化拒否され黙秘」の見出しをつけ、威力業務妨害の疑いで逮捕された片山さんが、捜査当局が取調べの録画・録音の申入れを拒否したことから、黙秘に転じたと報じました。しかし、弁護人の佐藤博史弁護士によると、片山さんは18日、取調べの担当刑事と「雑談」と称する会話に応じ、その中には片山さんのプログラム言語に関する知識・経験に触れるものなど事件に関するものもあったとのことです。また、片山さん側は、取り調べ全過程の録音・録画、いわゆる「可視化」を実施するまで取調べに応じないが、可視化されればすぐに取調べに応じるとしており、供述を一切拒否する「黙秘」ではないとしています。