PC遠隔操作なりすましウィルス事件 容疑者逮捕 えん罪事件がさらに起こらないよう厳重な監視を! -宮武嶺さんのブログ(2013年2月10日)

http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/906eab56ca5b2f282ef45596142e9fa9

警察も検察も、この事件でも無実の人を逮捕し、しかも全くでっちあげの自白を取ってしまったことに強い反省がありません。もう長らく必要性が指摘されている取り調べの全面可視化=全部録音・録画も、彼らの抵抗で実現していないのです。

そんな中、今日、なりすまし事件の容疑者とされる人が逮捕されました。

非常に危険です。これまでのえん罪事件も大事件なのにどうしても犯人が捕まらず、とりあえず都合の良さそうな人を捕まえてでっちあげてしまったものがほとんどです。現在の報道では、逮捕された人がIT関連会社にお勤めであること、同種前科があること、江ノ島で猫に本件関連のデータを付けた防犯カメラの映像から逮捕されたというようなことが言われていますが、それが本当だとしても証拠としては間接的であり、決定的ではありません。

この事件でも、今は逮捕された人が否認していますが、近いうちに「容疑者が自白」という報道がされるかもしれません。しかし、自白調書が取られても、それが真実の自白でない場合があること、全く無実の人でも「自白」することがあることは、今回の一連のPC遠隔操作事件で我々も身に沁みたはずです。

マスコミも全く反省していないようです。絶対にさらなるえん罪事件とならないようにするためには、我々市民の厳重な監視が必要です。

そして、いち早く、取り調べの全面可視化の実現を。