始まる裁判員制度:少年審理、備えは? 成育歴の朗読、プライバシー侵害心配-毎日新聞(2008年10月5日)

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20081005ddm041040125000c.html
http://s03.megalodon.jp/2008-1007-0846-11/mainichi.jp/select/jiken/news/20081005ddm041040125000c.html

最高裁対応策「必要部分だけ」検討
 来年5月に始まる裁判員制度で、少年事件の審理の在り方を懸念する声が出ている。書面審理をしない裁判員制度では、少年の成育歴や家庭環境などを調査した記録(社会記録)も法廷で朗読される。だが、公開の法廷ですべてを明らかにすれば少年のプライバシーが侵されかねない。一方で、朗読する分量を絞れば裁判員の理解が不十分になる恐れもある。最高裁は対応策の検討に乗り出した。【銭場裕司、北村和巳】