安保法制 広がる反対世論]会期延長せずに撤回を - 沖縄タイムス(2016年6月16日)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150616-00000007-okinawat-oki
http://megalodon.jp/2015-0616-0927-57/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150616-00000007-okinawat-oki

安全保障関連法案を審議する衆院の平和安全法制特別委員会が、週明けの15日から正常化された。
与党は24日までの国会会期を大幅に延長し、法案の成立を図る考えである。14日には、安倍晋三首相が維新の党の橋下徹最高顧問と会談するなど、野党分断を狙って維新の党への働き掛けを強めている。
だが、安保法案はあまりにも問題が多すぎる。
内閣法制局の長官経験者を含む圧倒的多数の憲法学者が、審議中の法案を違憲だと断じているのである。廃案呼び掛けに賛同する憲法学者の数は200人を超えた。
自民党幹部の山崎拓亀井静香藤井裕久武村正義の各氏も会見で「歴代政権が踏襲してきた憲法解釈を一内閣の恣意(しい)によって変更することは認めがたい」と法案を批判した。
圧倒的多数の専門家や自民党OBから重大な指摘を受けたということは、法案に欠陥があることを示すものだ。
政府側答弁は二転三転し、ただでさえ理解困難な法案をますます分かりにくくしている。共同通信社が5月に実施した全国電世論調査では、安倍政権の説明不足を指摘する回答が81%に上った。
安倍首相は、戦後日本の安全保障政策の根本的な転換をもたらす法案の今国会成立を、事もあろうに、訪米時に、米国に約束した。国会無視、主権者無視の従属的姿勢は、それだけでも廃案理由に当たるほどの失態だ。
    ■    ■
政府は、新3要件を満たせば集団的自衛権の行使が限定的に認められる、と主張する。
わが国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、それによって「わが国の存立が脅かされ、国民の生命、自由および幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある場合」とは、具体的にどのような事態を指すのか。
岸田文雄外相は昨年7月の衆院予算委員会(閉会中審査)で、日米同盟はわが国の平和と安全を維持する上で死活的に重要なので、「米国への攻撃は3要件に当てはまる可能性が高い」と答弁した。
日米一体化を推進する外務省の本音が出た発言だが、極めて危うい発想だ。この抽象的な要件が具体的に何を指すのか、どのような状況で武力行使ができて、どのような場合にはできないのか、特別委員会の質疑でも、明確に示すことはできなかった。
厳しい歯止めのつもりで打ち出したにもかかわらず、実際の運用においては骨抜きにされる可能性が高い。
    ■    ■
政府・自民党は、集団的自衛権の行使容認を合憲とする根拠として、1959年に最高裁が出した「砂川事件判決」を挙げるが、この点についても、多くの憲法学者は「根拠にならない」と否定的だ。
法律に合わせて憲法を解釈し直すというのは、立憲主義を無視したあべこべの考えだが、国会答弁で中谷元・防衛相はそれをぽろっと口にしてしまった。あとで答弁を修正したが、事ほどさように危なっかしい法案なのである。

「戦争立法」に反対する学生グループSEALDsによる渋谷での緊急行動に3500人 Japanese Student Protesters’ Showdown for Peace, Democracy and Constitutionalism in Tokyo - 8bitNews (2015年6月16日)

http://8bitnews.org/?p=5878


光を含んだ雲が空を覆う6月14日、渋谷でSEALDs(Students Emergency Action for Liberal Democracys:自由と民主主義のための学生による緊急行動)という学生グループが「戦争立法に反対する渋谷デモ」を行い、約3500人が参加し、現在国会で審議中の安保法制が民主主義や立憲主義に反するとして抗議した。同日、国会周辺にも同じイシューのデモに約2万5千人が集まった。

SEALDsのウェブサイト
http://www.sealds.com

小泉元首相「発想が不思議」原発再稼働で政権批判 - 東京新聞(2015年6月15日)

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015061501001927.html
http://megalodon.jp/2015-0616-1030-26/www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015061501001927.html

小泉純一郎元首相は15日、原発を再稼働する安倍政権の方針について、東京電力福島第1原発の事故原因が究明されていないことなどを挙げて重ねて批判した。「事故原因は分からない、核のごみの処分場は見つからない、安全対策も十分でない中で、再稼働するなんていう発想がおかしい。不思議でしょうがない」と新潟市内で記者団に述べた。
同席した細川護熙元首相も、再稼働に関し「とんでもない。それに尽きる」と強調した。
これに先立ち、両元首相は、新潟県昭和シェル石油が共同で新潟市内に建設した大規模太陽光発電所(メガソーラー)を視察した。

小泉元首相、父の生まれ故郷・鹿児島県で「原発再稼働阻止」の大熱弁 - ハーバー・ビジネス・オンライン(2015年6月16日)

http://hbol.jp/45622
http://megalodon.jp/2015-0616-1102-34/hbol.jp/45622

原発は通常運転時でも、海の生態系を破壊する

『九電と原発』(南方新社

九電と原発1温排水と海の環境破壊 南方ブックレット2

九電と原発1温排水と海の環境破壊 南方ブックレット2

川内原発稼動による環境破壊のマイナス面も指摘した。

原発はクリーンエネルギーではない。二酸化炭素を出さないのは、核燃料を燃やして電気を供給するところだけです。いかに原発が地域の環境を汚染しているのか。今日はね、鹿児島の南方新社が2009年11月に発行した『九電と原発』という本がある。東京の書店に売っていないから、南方新社に電話をかけて『30冊送ってくれ』と。いろいろ細川さんをはじめ私の知人に配った」
と切り出して、本の内容の一部をこう紹介した。
「仮に川内原発を再稼働した時、あの核燃料を燃やした時、大量に沿岸の海水を吸い取って、パイプを核燃料を燃やしたところに配管をして熱量を下げる。冷やす。そして冷やした後、温水を海に出す。この量が半端ではない。大量の水を沿岸から吸い取ってきて、そしてパイプを通して暖かい温水を出す。取水する時にプランクトンやら微生物を大量に取り込む。長年、やっている(原発を稼働している)と、配管にプランクトンとか海水中の微生物の死骸がたまってしまう。詰まると、水の通りが悪くなる。そこで、この配管に付着した微生物の死骸を取り除くために、塩素系の薬品を使って流している。だから、あの取水された海、排出された海の生態系が変わってくる。

講演後も”小泉節”は続く。記者会見は30分にも及んだ
世界各地に火力発電所原発が沿岸にあるということは海水の温度を高めているのです。地球温暖化二酸化炭素だけではない。考えれば考えるほど、勉強すればするほど、『原発がクリーンエネルギー』なんていうのはとんでもないですね。金まみれでコストがかかるし、環境を汚染する”環境汚染産業”ですよ」

「戦争させない」人の輪 国会包囲の動き次々 - 東京新聞(2015年6月15日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015061502000046.html
http://megalodon.jp/2015-0616-0907-07/www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015061502000046.html


安倍政権が成立を目指す安全保障関連法案に反対する市民の動きは、十四日も各地であった。東京・永田町の国会前では、市民団体「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」主催で、二万五千人(主催者発表)が「戦争させない」「9条壊すな!」と書かれたプラカードを掲げながら廃案を訴えた。 (萩原誠

千葉で安保法案反対集会 「若者を戦場に送らせない」:千葉 - 東京新聞(2015年6月16日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20150616/CK2015061602000143.html
http://megalodon.jp/2015-0616-0910-32/www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20150616/CK2015061602000143.html

「思想信条を超えて、若者を戦場に送らせない。若い人を政権のいけにえにはさせない」−。十三日、千葉市中央区の中央公園であった安全保障関連法案に反対する集会。千葉大名誉教授の三輪定宣さん(77)がマイクに力を込めた。
安倍政権は日本国憲法の武力によらない平和主義を否定する「戦争法案」を一括提出し、今国会での成立を目指す。集会は立憲主義を無視する政権に抗議し、廃案にさせようと市民団体や労働組合がつくる「許すな『戦争法案』6・13県大集会実行委」が主催した。

安保法制「急ぎすぎ」 名古屋で反対デモ、約4千人参加 - 朝日新聞(2015年6月14日)

http://www.asahi.com/articles/SDI201506146300.html
http://megalodon.jp/2015-0616-0913-06/www.asahi.com/articles/SDI201506146300.html


「安保法制、絶対反対」。新たな安全保障関連法案に反対する集会とデモ行進が14日昼、名古屋市中区の繁華街であった。主催の愛知県弁護士会によると約4千人が参加。弁護士約270人も加わり、国会で法案成立を急ぐ安倍政権を批判した。

「立憲主義 しっかり勉強し直して」 憲法審公聴会 6人中5人「違憲」 - 東京新聞(2015年6月16日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015061602000114.html
http://megalodon.jp/2015-0616-0916-05/www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015061602000114.html

衆院憲法審査会が十五日、高知市で開いた地方公聴会で、他国を武力で守る集団的自衛権の行使容認を柱とする安全保障関連法案について、一般公募で選ばれて意見を述べた市民ら六人のうち五人が「違憲」と指摘した。四日に審査会が国会で実施した参考人質疑で、自民党推薦を含む憲法学者三人全員が法案を違憲と表明したが、地方でも法案反対の声が強いことが明らかになった。参考人を務めた学者のうち二人は十五日に記者会見し、法案は違憲との考えを重ねて強調した上で、撤回・廃案を求めた。
高知市で十五日開かれた衆院憲法審査会の地方公聴会。安全保障関連法案に賛成を表明したのは自民党の働き掛けで公募に応じた尾崎正直高知県知事だけで、反対意見が大勢を占めた。
自営業者の土倉啓介氏は憲法解釈の変更で集団的自衛権の行使を容認するのは「弥縫策(びほうさく)を講じているとしか思えない」と批判した。主婦の竹田昭子氏は「憲法を守らなければならないのは権力者側だ」と訴えた。安倍晋三首相に対して「(憲法が権力を縛る)立憲主義をしっかり勉強し直してください」と求めた。
高知大の岡田健一郎准教授(憲法学)は「政府は国家の基本原理に関する憲法解釈を手続きを経ずに変えた。このような解釈変更が許されるなら、どんな条文も解釈変更が可能となる」と指摘。高知自治労連の筒井敬二執行委員長は「安保法案には地理的制約も示されていない。九条が容認する範囲を超えているのではないか」と疑問を呈した。
翻訳者の佐野円氏は政府・与党が憲法学者の「違憲」発言に反論していることに触れ「建設的な議論ができるのか。学者が支持しない法解釈に国民がどうして納得できるのか」と述べた。
尾崎知事は、意見陳述で大災害や武力攻撃時の首相権限を強化する緊急事態条項の新設を主張。その後の審査会委員との質疑で「諸外国への攻撃がほぼ連鎖としてわが国への攻撃につながるなら、解釈変更は認められる」と述べた。
公聴会は約百人の市民らが傍聴して開かれた。審査会が地方公聴会を開いたのは、昨年末の衆院選後初。四国四県から一般公募を受け各会派が協議して発言者六人を選んだ。各党によると、自民党は尾崎知事、民主党は岡田氏、共産党は筒井氏に公募に応じるようそれぞれ働き掛けた。残る三氏は政党とは関係なく公募に応じたという。 (大杉はるか)

安保「違憲」学者が安倍政権「倒閣論」 次の選挙で - 日刊スポーツ(2015年6月16日)

http://www.nikkansports.com/general/news/1492967.html
http://megalodon.jp/2015-0616-1539-14/www.nikkansports.com/general/news/1492967.html

衆院憲法審査会で安全保障関連法案を「違憲」と指摘した、憲法学者の長谷部恭男早大教授と小林節慶大名誉教授が15日、都内で会見し、政府が法案を撤回しないなら「(有権者が)選挙で(政権を)倒すべきだ」と述べ、「倒閣論」に言及した。法案の撤回もあらためて要求。政権との対立姿勢は、さながら「憲法学者の乱」の様相だ。

長谷部氏と小林氏は、都内の日本外国特派員協会と日本記者クラブで会見。「憲法を無視した政治を行おうとする以上、独裁の始まりだ」(小林氏)と安倍政権を強く批判し、法案の撤回をあらためて求めた。

撤回を目指す手段として、異例の「倒閣論」にも言及した。法案成立の場合、違憲訴訟が起きても最高裁判決まで時間がかかるとの指摘に、長谷部氏は「裁判所に頼りすぎるのも良くない。次の国政選挙で新しい政府を成立させ、1度成立した法案は撤回すべき」と主張。小林氏も「狂ってしまった政治は次の選挙で倒せばいい」「民主党がだらしないのは事実だが、次は連立でも、政権交代すればいい」と提案した。
.....

小林氏は「憲法を政治家が無視しようとした時、待てと言うために学者がいる」「憲法違反がまかり通ると、憲法に従って政治を行うルールがなくなり、北朝鮮のような国になる。絶対に阻止しなければ」と訴えた。長谷部氏も「今の法案は日本の安全を危うくする。日本の安全を守りたいなら、ぜひ学者の意見を聞いてほしい」と主張した。

【生中継】法学者 長谷部恭男氏、小林節氏の記者会見

「欠陥法案 直ちに撤回を」 参考人学者2氏が会見 - 東京新聞(2015年6月16日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015061602000113.html
http://megalodon.jp/2015-0616-0917-52/www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015061602000113.html

安全保障関連法案に関し、衆院憲法審査会で「憲法違反」と明言した長谷部恭男(やすお)早稲田大教授と小林節慶応大名誉教授は、東京都内の日本記者クラブ、日本外国特派員協会で相次いで記者会見した。両氏は法案や政権の主張が論理破綻していると指摘し、「数多くの重大欠陥がある法案は直ちに撤回すべきだ」と表明した。

安保法案 各界反対 学問の名において抗議 平和の舞台守る - 東京新聞(2015年6月16日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015061602000119.html
http://megalodon.jp/2015-0616-0921-30/www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015061602000119.html

学者が、演劇人が「戦争立法」に反対の声を上げた−。異分野の学者有志でつくる会と、演劇人の団体が15日、東京都内でそれぞれ記者会見し、他国を武力で守る集団的自衛権の行使容認を柱とする、安全保障関連法案の廃案を求める声明を出した。(安藤恭子鈴木久美子

学者の会の名は「安全保障関連法案に反対する学者の会」。呼び掛け人にノーベル物理学賞益川敏英・京大名誉教授ら六十一人が名を連ねた。文系から理系まで専門領域を超えて賛同人も集め、一週間で計二千七百三十九人の学者・研究者が賛同した。
.....
◆32劇団・4団体…「新劇人会議」 半世紀ぶり会見
三十二劇団、四団体が賛同する「安保体制打破 新劇人会議」の会見には俳優座などの七人が参加。劇団民芸の田口精一さん(85)は「今、法案を自身の生活にひきつけて(反対の)行動に出る若い人は少ないように思う。二度と戦争をする日本にしないよう現実から目をそらさないでと伝えたい」と訴えた。

<安保関連法案>「反対する学者の会」が廃案求める声明 - 毎日新聞(2015年6月15日)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150615-00000098-mai-pol
http://megalodon.jp/2015-0616-0924-26/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150615-00000098-mai-pol

◇呼びかけ人に60人以上、賛同の学者・研究者2700人
国内の幅広い分野の研究者でつくる「安全保障関連法案に反対する学者の会」が15日、法案は憲法9条に違反するとして廃案を求める声明を発表した。会は11日に発足。呼びかけ人には法学や政治学歴史学天文学などから60人以上が名を連ね、賛同する学者・研究者は2700人近くに上る。
呼びかけ人で15日に記者会見した学習院大の佐藤学教授(教育学)は「再び若者を戦地に送り、殺し殺される状況にさらすことを認めることはできない」と強調。法政大の山口二郎教授(政治学)は「安倍政権の暴走に批判を加えなければ、学問の存在理由はない」と訴えた。【樋岡徹也】
◇「安全保障関連法案に反対する学者の会」の呼びかけ人(50音順、敬称略)
青井未帆(学習院大教授・憲法学)▽浅倉むつ子(早稲田大教授・法学)▽淡路剛久(立教大名誉教授・民法、環境法)▽池内了(名古屋大名誉教授・宇宙物理学)▽石田英敬(東京大教授・記号学、メディア論)▽市野川容孝(東京大教授・社会学)▽伊藤誠(東京大名誉教授・経済学)▽上田誠也(東京大名誉教授・地球物理学)▽上野健爾(京都大名誉教授・数学)▽上野千鶴子(東京大名誉教授・社会学)▽鵜飼哲(一橋大教授・フランス文学、フランス思想)▽内田樹神戸女学院大名誉教授・哲学)▽内海愛子恵泉女学園大名誉教授・日本−アジア関係論)▽宇野重規(東京大教授・政治思想史)▽大沢真理(東京大教授・社会政策)▽岡野八代(同志社大教授・西洋政治思想史、フェミニズム理論)▽小熊英二(慶応大教授・歴史社会学)▽戒能通厚(早稲田大名誉教授・イギリス法、法社会学)▽海部宣男国立天文台名誉教授・天文学)▽加藤節(成蹊大名誉教授・政治哲学)▽金子勝(慶応大教授・財政学)▽川本隆史国際基督教大教授・社会倫理学)▽君島東彦(立命館大教授・憲法学、平和学)▽久保亨(信州大教授・歴史学)▽栗原彬(立教大名誉教授・政治社会学)▽小林節(慶応大名誉教授・憲法学)▽小森陽一(東京大教授・日本近代文学)▽斉藤純一(早稲田大教授・政治学)▽酒井啓子千葉大教授・イラク政治研究)▽佐藤学学習院大教授・教育学)▽島薗進上智大教授・宗教学)▽杉田敦(法政大教授・政治学)▽高橋哲哉(東京大教授・哲学)▽高山佳奈子(京都大教授・法学)▽千葉真(国際基督教大特任教授・政治思想)▽中塚明(奈良女子大名誉教授・日本近代史)▽永田和宏(京都大名誉教授、京都産業大教授・細胞生物学)▽西川潤(早稲田大名誉教授・国際経済学開発経済学)▽西崎文子(東京大教授・歴史学)▽西谷修(立教大特任教授・哲学、思想史)▽野田正彰(精神病理学者)▽浜矩子(同志社大教授・国際経済)▽樋口陽一憲法学者)▽広田照幸(日本大教授・教育学)▽広渡清吾(専修大教授・前日本学術会議会長、法学)▽堀尾輝久(東京大名誉教授・教育学)▽益川敏英(京都大名誉教授・物理学、ノーベル賞受賞者)▽間宮陽介(青山学院大特任教授・経済学)▽三島憲一(大阪大名誉教授・哲学、思想史)▽水島朝穂(早稲田大教授・憲法学)▽水野和夫(日本大教授・経済学)▽宮本憲一(大阪市立大名誉教授・経済学)▽宮本久雄(東京大名誉教授、純心大教授・哲学)▽山口二郎(法政大教授・政治学)▽山室信一(京都大教授・政治学)▽横湯園子(前中央大教授、元北海道大教授・臨床心理学)▽吉岡斉(九州大教授・科学史)▽吉田裕(一橋大教授・日本史)▽鷲谷いづみ(中央大教授・保全生態学)▽渡辺治(一橋大名誉教授・政治学憲法学)▽和田春樹(東京大名誉教授・歴史学


集団的自衛権を認める安保法制の廃案を要求・2800人の学者、研究者らが賛同を表明

学識者2739人「反対」 国会前では座り込み - 東京新聞(2015年6月16日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015061602000121.html
http://megalodon.jp/2015-0616-0925-50/www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015061602000121.html

安全保障関連法案に関する衆院特別委員会が開かれた十五日、ノーベル物理学賞を受賞した益川敏英・京大名誉教授らが呼び掛け人となった学識者グループが都内で会見、危機感を訴えた。一週間で計二千七百三十九人の学者・研究者の賛同が集まったという。 
反対の波は演劇界にも広がり、演劇人でつくる「安保体制打破 新劇人会議」も都内で会見し「戦争立法を即時廃案に」とアピールした。市民団体「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」も国会前で座り込み行動を始めた。この日は延べ千人以上(主催者発表)が参加。二十四日まで、土日を除いて午前十時〜午後五時に行う。

安保法案反対「茨大有志の会」結成 「平和国家ブランド壊す」:茨城 - 東京新聞(2015年6月16日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20150616/CK2015061602000157.html
http://megalodon.jp/2015-0616-0926-55/www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20150616/CK2015061602000157.html

名誉教授や元職員ら茨城大関係者二十一人が十五日、「安全保障法制に反対する茨城大学有志の会」を結成し、集団的自衛権の行使容認を柱とした安全保障関連法案の、今国会での成立に反対する声明を発表した。現役の教授や准教授、講師、職員らに賛同を呼び掛けている。

「相手を早くあやめないとやられるのが戦争」元ゼロ戦パイロットが平和訴え - THE PAGE(2015年6月15日)

http://thepage.jp/detail/20150615-00000003-wordleaf

何回も命を落としそうになった原田さんは、「戦場では、お母さんの話を口にし始めた兵隊さんはもう死ぬのです。天皇陛下万歳と言う人はまだまだで、『お母さん』と言う兵隊さんはもうだめなんです」と話しました。
会場からの質問も受けた原田さん。2児の母という女性から「2度と戦争をしないために母としてすべきことは何ですか」と聞かれ、「子供にとってお母さんの存在はいかに大きいか。お母さんの両肩に日本がかかっているんです。お母さんに抱かれて信頼しきっている子供の姿は神々しい。これが平和の源だと考え、感激します。そのお母さんが頑張ることで戦争をなくすことができるのです」と答えていました。

風刺漫画で「護憲」「脱原発」 神奈川の橋本さん:埼玉 - 東京新聞(2015年6月16日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20150616/CK2015061602000150.html
http://megalodon.jp/2015-0616-0930-20/www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20150616/CK2015061602000150.html

1960年代から風刺漫画を描き続けている橋本勝さん(73)=神奈川県逗子市=の作品展が17日から小川町立図書館ギャラリー(小川町大塚)で開催される。橋本さんは憲法9条原発在日米軍基地などを題材にした作品を次々と発表し、最近では参加した集会に自らの作品を掲げて「護憲」や「脱原発」を訴えている。21日には展示会場を訪れ、大型化した自作を用いての「紙芝居」も実演する予定だ。(桜井章夫)
....

これまでに橋本さん作の数多くの風刺漫画が新聞や雑誌などに掲載された。著作には「戦争ってナンダ!?」「映画の名画座」「脱原発しかない」「憲法絵本 生きる!生かせ!日本国憲法」など。九六年度には「20世紀の366日」が第二十五回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞している。

憲法絵本 生きる!生かせ!日本国憲法

憲法絵本―生きる!生かせ!日本国憲法

憲法絵本―生きる!生かせ!日本国憲法

橋本勝の「20世紀の366日」
http://www.comicbox.co.jp/cal/20c366.html

「力が正義」は思い込み 「原爆の図」展示 - 東京新聞(2015年6月15日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015061502000047.html
http://megalodon.jp/2015-0616-0908-47/www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015061502000047.html


【ワシントン=斉場保伸】一九四五年八月の広島・長崎への原爆投下から七十年に合わせた「原爆展」が十三日、米首都ワシントンのアメリカン大学美術館で始まった。原爆の惨状を描いた故丸木位里(いり)、俊(とし)夫妻の「原爆の図」が米首都で初めて展示された。開始式では被爆者が被爆体験を語り、核兵器廃絶に向けた思いを伝えた。

中日春秋(朝刊コラム):原爆投下から七十年。一人でも多くの人が、その心の手で、絵の中の生命に触れてくれれば - 中日新聞(2015年6月16日)

http://www.chunichi.co.jp/article/column/syunju/CK2015061602000103.html
http://megalodon.jp/2015-0616-1044-01/www.chunichi.co.jp/article/column/syunju/CK2015061602000103.html

終戦から三年後の、湿った夏の夜、丸木俊(とし)さんは裸で鏡の前に立っていた。「この腹の中には生まれ出る魂がある、母といっしょに絶えていった生命がある」
▼そう念じつつ立ち続ける妻をモデルに、夫の位里(いり)さんが描いていく。夫の絵に妻が筆を重ね、また夫が筆を執り、そしてまた妻が…。重い沈黙が支配するアトリエに、被爆直後の広島で夫妻が見た人々の姿がよみがえっていく。「原爆の図」は、そうして生まれた
▼一九五〇年代に日本各地で展覧会が開かれた時、「絵の中から、わたしの孫が出てきそうな気がします」と口にしたお年寄りがいたそうだ。その人は、娘と孫を原爆で失っていた
▼また別の会場では「絵には手を触れないで」という注意書きにもかかわらず、子どもを連れた女性が絵に手を伸ばし触っていた。絵の中の赤ん坊をなでながら、子どもに「このややこが死んだんやで」と言い聞かせていたのだ
▼その光景を見た時の思いを、俊さんは自叙伝『女絵かきの誕生』に書き残している。「どうかさわってください。なでて、なでて、ぼろぼろになってもかまいません。これが絵かきとして光栄でなくてなんでありましょう」
▼「原爆の図」が先週末から、米首都ワシントンで初めて展示されている。原爆投下から七十年。一人でも多くの人が、その心の手で、絵の中の生命に触れてくれれば、と思う。

子ども貧困法2年 一人ひとりが育つ社会 - 東京新聞(2015年6月16日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015061602000122.html
http://megalodon.jp/2015-0616-0929-18/www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015061602000122.html